こんにちは、Haonawoです。
今回は、音ゲー間の友好の証「コラボオリジナル曲」について語っていきたいと思います。
ここで言う「コラボオリジナル曲」とは、音ゲー同士でコラボした際にその記念などとして書き下ろされた楽曲を指します。今回は自社コラボや天下一音ゲ祭などは除いて(かなり数が多かったため)、様々な音ゲーコラボオリジナル曲を探してみたいと思います。
さて、まずはこのコラボオリジナル曲、全て足してどのくらいあるのか。音ゲーマーズ!の集合知に挙げられた曲を数えると、およそ30曲前後……思ったより多くてびっくりしましたね……。
特に多かったのがArcaea、ここだけでもかなり多くのコラボオリジナル曲がありました。
今回はその中から特徴的な楽曲たちを挙げていきたいと思います。
A journey to the moonlight / Yesod
PhigrosとOverRapidのコラボオリジナル曲。曲はlitmus*氏、Rabbit House氏、A.Ki氏の3名による合作です。曲は序盤と終盤のパートが特徴的であり、譜面も難所となります。Phigrosでは乱反射ドラグスライド、OverRapidではホールド上に赤ノーツを置く譜面。どちらもインパクトのある譜面を持っています。
AbsoluTe disoRdeR / Acute Disarray
「osu!taiko」内世界規模の大会「EGTS」コラボレーション楽曲。「Global Taiko Showdown」「Phigros」「Orzmic」「A Dance Of Fire And Ice」の豪華4機種コラボになります。楽曲も4機種の代表コンポーザーにより合作され、かなり曲中変化の大きい楽曲になります。PhigrosやOrzmicは音ゲーの中でもかなり自由度の高い音ゲー、それらの音ゲーの譜面も音ゲー再現や譜面再現などがとても凝っています。
From Nought / K-forest vs Reku Mochizuki
「TAKUMI³」「シノビスラッシュ」「Liminality」の3機種合同イベントによる楽曲。曲も仲良しなお二方による合作で、エネルギッシュさが際立つ楽曲になっています。譜面も3機種とも前衛的かつ歯応えある譜面に仕上がっているようです。
Wheel of 4 Tune / Castanea (kuro+seatrus+D-D-Dice+Halv)
上述の3機種コラボにParadigm: Rebootも加わった4機種合同コラボイベント「Fortune Wheelers」の開催記念楽曲です。大型コラボ告知時には明かされておらず、特殊演出から解禁される隠し楽曲として登場。コンポーザー陣も人気な面々が勢揃いで、大きな反響を呼びました。
神 / DJ Myosuke vs MASAKI
AC音ゲーからはこちら。WACCAとグルーヴコースターによるコラボオリジナル曲。「闘神祭2021 REVENGE」の決勝、当日発表のシークレット楽曲として登場した楽曲です。かなり音圧強めのサウンドを得意とするコンポーザーが手がけた曲ということもあり、力強いガバキックが身に染みる楽曲です。
Demon Core / Spyro Kong & DCWH
異色のコラボであるCytus ⅡとRAVONによるコラボにて同時収録されたこの楽曲。曲名はプロトニウムの未臨海塊、核を扱う超危険物体を表す言葉です。その曲名の通り、とにかく異質かつ不安定なリズムが特徴の楽曲で、譜面も譜面スピードの急変などを伴った不安定な譜面となっています。
MassacrE || 3rc4224M / Spiegel vs Yukino
高難度音ゲーとしてお馴染みRAVONとDynamixのコラボにて同時収録された楽曲。とにかく「最強」の名を欲しいがままにするようなイメージがついてる方が多いでしょう。特にDynamixの方に関しては全譜面の中でもトップクラスに難しい譜面として有名です。
Fracture Ray (しおじょ編) / 削除 & Sta
元はArcaeaの隠しボス曲である『Fracture Ray』を、Tone Sphereとのコラボで移植される際にSta氏がリミックスした本曲。Tone Sphereという音ゲーはコラボにて曲を収録することが極めて少なく、この曲はかなり重要な役割を持つ曲となります。譜面も隠しボス級の扱いを受ける高難度譜面に仕上がっています。
Lucid Traveler / Akira Complex vs 3R2
ArcaeaとCytus Ⅱの相互コラボにおける新規コラボオリジナル曲です。3R2氏曰くやりたいと言う話をしてから10年越しに初めて実現した合作で、曲も双方の譜面によく合う曲調に仕上がっています。譜面は特徴的な音色にあった技術配置が多く、曲終盤の加速も油断できないポイントです。そして若くに急逝したAkira Complex氏の楽曲群において重要な曲ともいえます。
Vulcānus / Team Grimoire vs Aoi
HARDCORE TANO*Cコラボを巡って仲のいい絡みを見せたArcaeaとRotaenoによるコラボオリジナル楽曲。ローマ神話における火の神、それを基にしたモチーフとなった仮説上の惑星が曲名の由来。RotaenoとArcaea双方のストーリーをリスペクトした曲名の本楽曲はどちらの音ゲーにおいても高難度な譜面に仕上がっています。
Aether Crest: Celestial / void(Mournfinale) × 水野健治
「KING of Performai the 6th」決勝大会・CHUNITHM部門決勝戦課題曲として、突如公開されたコラボオリジナル楽曲。CHUNITHM単独で他社音ゲーコンテンツと関連したコラボオリジナル曲はこれが初。Arcaea側にはアレンジ違いの楽曲『Aether Crest: Astral』が収録されており、双方共にボス曲を名乗れる高難度譜面に仕上がっています。
まだまだ魅力的な曲も多いのですが、今回はこの辺りにしておこうと思います。音ゲーコラボオリジナル曲は他にも複数存在しておりますので、ぜひこれを機に様々な曲を聴いてみてください。
以上、Haonawoでした。
執筆:Haonawo
協力:TNR♠︎
校正:黒兎氏、eqlips